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2010年12月

2010年12月27日 (月)

名草版DASH村も無事にお正月を迎えられそうです

12月に入り、名草版DASH村もお正月fujiの準備が始まりました。

まずは17日(金)に、毎年名草小学校schoolの5・6年を対象に行われているしめ縄づくり。今年から会場を公民館のホールに移して行われました。

本日の講師は、地元の文化財を守る会のおじいちゃん三人ですhappy01

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 しめ縄は、来年のお米riceballの豊作を祈念して作られているそうです。その中でも一番簡単にできる輪かざりを教えてもらいました。やはり6年生は昨年体験しているだけあって、手際良く藁をよっていました。流石ですscissors

 約1時間半かけて、みんなオリジナルの輪かざりを完成させましたhappy01

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 続いて26日(日)には、毎年名草に夏合宿sunにやってくる陸奥部屋の力士とお餅つきを行いました。この日は、陸奥親方と太源さん(三段目)と霧虎さん(序二段)の三人が来てくれました。

 まずは、陸奥親方がお餅をついてくださいました。名草の子どもたちはドキドキheart02ワクワクshineしながら、親方のお餅つきの様子を見ていましたeye

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 続いて、太源さんと霧虎さんにお餅のつき方の見本をみせてもらい、いよいよ自分たちの番です。

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 地域の民生委員さんや育成会のママさんたちも、子どもたちのために、つきあがったばかりのお餅をあんころもちにしたり、きな粉もちにしたり、大根おろしとあえてくださったりしました。陸奥部屋の力士のおかげで、いろいろな世代が一緒になって楽しい時間notesを過ごすことができました。

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そういえば、お相撲さんがついてくれたお餅を食べると、縁起がいいそうですshine 来年も名草版DASH村にいっぱい福がきますように・・・shineshine

  

2010年12月24日 (金)

マカロニでクリスマスリース作り

12月19日(日)、あおぞら青年学級で、マカロニを材料にしたクリスマスリースを作りました。

作り方はとても簡単happy01

①段ボールをリースのかたちに切り抜きます。

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②切り抜いた段ボールに、いろんな形をしたマカロニをボンドで接着します。

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③金色や銀色のスプレーで色を塗ったら

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④完成ですscissors

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あおぞらのみんなも楽しそうに作っていました。

みなさんも、ぜひ作ってみてくださいhappy02

2010年12月20日 (月)

平成22年度Theあしかが学(後期)講座レポート第3回

124日(土)、「上智大学サテライト講座・Theあしかが学(後期)にんげん学入門―こころの学びのススメⅡ―」3回目の講座が開催されましたshineshine今回の先生は上智大学文学部フランス文学科教授の永井敦子(ながいあつこ)先生でしたcherry

「言葉と生きる―20世紀のフランス詩人フランシス・ポンジュ―」

~幸福に生きる理由~

「あらゆる詩(ポエム)に、次のような題を付けることができて然るべきではないだろうか、幸福に生きる理由、と。」

フランシス・ポンジュ『前詩』より「幸福に生きる理由」(1948年)

多くの人にはあまりなじみのないフランスの詩人フランシス・ポンジュの詩は、日常の中から生まれる作品です。ポンジュは詩作が忙しい日常生活にブレーキをかける役割を果たすこと考えた詩人で、それが彼の「幸福に生きる理由」でした。

ポンジュの作品の特徴をとらえるために『物の味方』という詩集に着目します。まず詩集の題を一目見て漢字の間違いではないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これで正解です。ポンジュは物の側に立ち、それが自分(人間)の役に立つという人間中心の視点ではなく、物は物としてじっくり見たらそこに何が見えるのかと考えて作品をつくるのです。

『物の味方』は1942年、第二次世界大戦のさなかに出版された32篇の散文詩からなる詩集です。20世紀のフランス詩の中心は散文詩で、行分けもなくつらつら書き連ねるものでした。散文詩は、韻律、字数、句法などに制限のある韻文詩とは異なって、一見小説や手紙のような自由な文章の詩です。ポンジュの散文詩はまるで学生の課題論文のようで、はじめに導入部があり、物の形容を感覚的にとらえた展開部があって、結論へと導かれるのです。

それでは、『物の味方』を執筆していた時のポンジュをとりまく環境はどのようなものだったのでしょうか。『物の味方』の出版年は1942年ですが、作品の大部分は1930年代に書かれたものです。そのころのフランスは、ヒトラー率いるナチスが第一党になったドイツの脅威を感じ、イデオロギーも混乱し、心穏やかな時代ではありませんでした。ポンジュはアシェット書店の発送部門で単純作業に従事し、組合活動にも参加していました。私生活では結婚後娘が誕生し、一家の大黒柱として家庭を支えねばなりませんでした。このように、ポンジュが『物の味方』を執筆したのは公私ともにひっ迫した状況の時で、恵まれた環境の中ゆっくり書いたわけではなかったのです。

そのような環境の中でポンジュはどのように詩を書いたのでしょうか。ポンジュの『物の味方』は「毎晩寝る前の20分の産物」と言えます。ポンジュは忙しくて疲れた日々を送りつつも、眠る前の20分間に日常からの離脱を試みました。ポンジュは、詩作にあたって一つの物体、一つの概念を観照し、文字や言葉をつなぎ合わせて短いテキストをつくります。その際、1.物をじっくり見て主観的感情をはさまずに言葉で物を写生する、2.有用性重視の人間中心的思考から物を解放する、3.普段より近くから物をゆっくり見る、などして凝り固まった物の見方を改めます。すると新しいユーモア、皮肉、官能性、驚き、発見が導けるのです。

その具体例として『物の味方』から「ドアの楽しみ」「蝸牛」、『やむにやまれぬ表現の欲求』(1952年)から「一羽の鳥のためにとったノート」を読みました。作品でポンジュは物の音や形に注意をはらい、言葉の語源を思い出させたり、語呂合わせをしたりして、言葉との新しい関係を築いているようでした。

以上のように、ポンジュは月並みな日常における新世界との出会い、自分の中で忘れていたこと気づかなかったこととの出会いを経験し、それを言葉によって詩として紡いでいきました。これがポンジュの幸福に生きる理由だったのです。そしてこれは私たちの「幸福に生きる理由」としてのヒントを与えてくれるのかもしれません。

「私が一つの理由と名づけるものが、他の人々にはただの記述あるいは報告、あるいは何の意味もなく無用な描写と見えるかもしれない……観照によって(物をじっくり見ることで)歓びが私にやってきたのだから、描写によって(詩をつくることで)歓びの回帰が私に与えられる……こうした歓びの回帰、感覚をひきおこす対象を憶い出してさわやかな気持ちを得ること、それこそまさに、私が生きる理由と名づけるところのものだ。」

フランシス・ポンジュ『前詩』より「幸福に生きる理由」(1948年)

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2010年12月16日 (木)

平成22年度Theあしかが学(後期)講座レポート第2回

1127日(土)、「上智大学サテライト講座・Theあしかが学(後期)にんげん学入門―こころの学びのススメⅡ―」第2回目の講座が開かれましたsun今回は上智大学文学部教授、保健体育研究室の鈴木守(すずきまもる)先生が「身体のメッセージに寄りそって」という題で講義をしてくださいましたrun先生は、たくさんの笑いを織り交ぜつつ、最後には普段あまり意識していないけれどとても大切なことに気づかせてくださいましたcloverheart04

「身体のメッセージに寄りそって」

~社会が健康になるためにはどうしたらいいか、「身体(からだ)」という視点から考える~

1.「こころの学び」にあえて「身体」を語る意味

この講座のテーマは「こころの学びのススメ」ですが、先生はあえて「身体」という視点からアプローチします。近代の西欧思想からくる私たちの認識では、こころと身体を別物としてとらえがちです。難しい表現をすると心身二元論、簡単に表現すればこころの受け皿としての身体、つまり大事なのはこころであって身体についてはあまり興味を示さないことが多いのです。しかし、実際に私たちが何かを経験するとき、初めに身体が反応し次にこころが反応します。身体とこころは常に一緒にあり、切り離しては考えられない、だから「こころの学び」にあえて「身体」を語るのです。

2.学生の身体的変化―レスポンスができない

先生は学生の現状について、様々な事例を話されました。最近はコミュニケーションが成立しない学生が増えているそうです。コミュニケーションが成立しないとは、話を聞いてうなずいたり、相手に笑顔で応えたり、大抵の大人の人は身体にしみこみ身体化している反応ができないということです。先生はその反応を「レスポンス」と呼びます。

この大きな原因は人とのかかわりをあまり体験できないデジタル社会にあるようです。今の多くの学生たちにとって「友だちができる」とは携帯電話のアドレス帳に名前が登録されることです。登録数は500件くらいあるそうです。謝罪や感謝は相手の顔を見ずにメール1本で表現します。学生の話ではありませんが、授乳しながらメールを打つお母さんも多くいるそうです。このように、相手が同じ場所にいることを意識して、相手の表情を見ながらするコミュニケーションが希薄になっているため、いざ身体と身体のコミュニケーションが必要となる場面になると、身体が固くなっていて多くの学生は上手にレスポンスできないのです。

3.「理解する」から「感じる」へ

デジタル社会に慣れ親しんだ学生は「理解する」能力に長けています。携帯電話もパソコンもその他の電子機器も、機能をすぐに理解して使いこなすことができます。こういう今の世の中は「社会的に優位な感覚器」を最大限に利用する社会です。人間の感覚には、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚があります。先生によれば視覚と聴覚が「社会的に優位な感覚器」となるわけですが、視覚や聴覚から入る情報(色や形や音など)は科学的に分析でき、人々の興味を惹くためそのように分類します。一方、触覚、嗅覚、味覚から入る情報は科学の対象になりにくく、あまり人々の興味を惹かないので「社会的に劣位な感覚器」と分類するのです。

しかし、先生はこの「社会的に劣位な感覚器」で感じることが大切だとおっしゃいました。例えば「人」という漢字を思い浮かべてください。これは、本来の象形文字の成り立ちとは異なりますが、二人の人が背中合わせになって互いにバランスよく支え合っているように見えます。一方が力を入れすぎたりどちらかに頼りすぎたりすると成立しません。背中の感覚で相手を感じ信頼し、身体をやわらかくして、どれくらいの力をそそげばバランスよく立てるかを考えて上手にレスポンスし合う。すると正常な「人」の文字になるのです。このような身体で感じその感覚に自然に反応することは特段意識もしませんが、実はとても大切なことなのです。

以上のように、存在しているのが当たり前すぎて意識しない「身体」に光を当てて、その「身体」から生まれる自然な反応・レスポンスが上手にできれば、今の硬直化した社会がほど良くゆるんで健康になるのかもしれません。

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2010年12月13日 (月)

公民館学級担当者の醍醐味

あっという間に12月ですねwobbly各公民館で開催されている学級もそろそろ閉級されるところも多いかと思います。

小俣公民館も「はつらつ育児セミナー(乳幼児学級)」「小俣女性学級」「小俣高齢者学級」が今月で閉級となります。

今年度の学級内容はどうだったか、皆さんに満足いただけたのか、というのは学級担当者にとっては大変気になるところですcoldsweats02修了時のアンケートで、「大変良かった」「とても勉強になった」などの言葉をいただけると、とても嬉しいものですlovely

年明けあたりから、少しずつ来年度の学級講座内容の検討を始めますが、講座のひとつひとつに学級担当者の『思い入れ』が詰まっています。担当者の思案したとおりに反響のあるもの、期待どおりには行かないもの、さまざまですが、思惑どおりに市民の方たちの大反響を呼ぶ講座を企画できたときには「これぞ学級担当者の醍醐味!」という優越感に浸れますdelicious

今年度、12月2日から開催している『中高年のための健康講座「健康カラオケ教室」』が正にそうでした「リラックス効果」や「脳の活性化」、「認知症予防」などを売りに募集したところ定員30名に対し、申込者45名を超える大反響heart02定員は目安として設けていますが、講師の了解が得られ、さらにホールに入りきれる人数までなら、受講希望する方をお断りしません。それが私のポリシーですwink

手軽に楽しみながら健康増進ができると言うことで、歌がうまくなりたい人karaoke趣味を持ちたい人note健康の為にこれなら自分でも出来ると思う人scissorsなどが老若男女問わず、たくさん集まってくださいました。

地元同士なだけに知り合いの方も多いようで「あら!あなたもhappy01?」とか「みんなには内緒にしてねcoldsweats01」なんて会話も聞かれました。歌を歌うことは、誰でも好きなんですが、人前で歌うのはなんだか照れくさいし、こっそりうまくなりたいと思っている方たちが多いようです。

講師の方は、地元小俣町在住の長谷川節子先生。とっても明るい若々しい方です。小さな身体からは予想もつかないほどの声量の持ち主で、受講生たちも一気に魅了されてしまいました。

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発声の基礎から本格的な指導をしてくださり、1時間も経つと受講生の方たちの声にも張りがでてきましたnotesみなさん飲み込みが早いです。

そして後半は、みなさんで選曲した演歌を熱唱。気持ちを込めるポイントなども指導していただき、全員が「天童よしみ」になりきりました。

このカラオケ教室、初日の欠席者はたった1名だけ。その1名の方も日にちを勘違いされていたらしく、後で違う日に来館され、がっかりdownされてました。

さらに、講座に満足された受講生が、次回友達を連れて来たいという希望 殺到sign03

はい。大丈夫ですsmile小俣公民館のホールはまだまだ入れますから。

2010年12月10日 (金)

最高の一言

織姫公民館「パパママ育児セミナー」と助戸公民館「ぽかぽか親子ふれあいセミナー」は、0~3歳児を育児中の方が公民館職員と一緒に企画から運営に携わって実施されます。この方を「企画運営委員」(以下、委員)といい、今年度は7名の委員で行いました。

先日、反省会を行いました。ここであった委員の主な感想は次のとおりです。

  1. 自分が思っていたこと、考えていることを実現する機会がなかったが、ここで実現することができた。
  2. 育児中にこのような経験ができるとは思わなかった。
  3. 毎回、セミナーが楽しみだった。
  4. 人の輪が広がっていき、大きな収穫を得ることができた。
  5. 企画から携わることで責任を持つことができた。

この他にも運営に関する提案もいただき、「今まで気がつかなかったことに気づかされるなぁ。」などと思っていたところに、思いもよらぬ一言がsign03

それは・・・

「公民館が身近になりましたsign03

飛び上がるほど嬉しかったです。実際、飛び上がってしまったかも知れませんhappy02

公民館主事をやっていて最高の一言をいただき、明日への活力がみなぎったとは言うまでもありませんwink

2010年12月 9日 (木)

大根十耕

三和公民館にある三角の畑で収穫の時期を迎えています。

三和地区でも大きな問題となっているpigイノシシの攻撃を受けることなく

大根、チンゲン菜、焼肉レタスの野菜達が元気に育っています。

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upwardrightこちらはチンゲン菜です。eye見た目は虫食いがあって、見るからに安全野菜です。

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upwardrightこちらはおでんには欠かせない大根bottle。左の大根は根が枝分かれしています。

『大根十耕』いう言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思いますが、

大根を育てるためには土づくりが重要なことを、実感しました。

2010年12月 2日 (木)

山辺「少年の砦」低山ハイク

11月27日(土)sun
山辺「少年の砦」の事業で
石尊山・深高山fujiハイキングを実施しましたshoe

前日の夜moon3
雨が長い時間降っていたのでrain当日の天気と、道のぬかるみが心配でしたが、
天気に恵まれましたしsun山も水はけが良く、問題無くハイキングを実施できましたhappy01

深高山の下りの一部に、ロープが張ってある、若干急な斜面があり、
ここが一番ケガなどしないか心配wobblyだったのですが、余計な心配でしたdash
こども達は笑顔で、楽しげに下り、むしろハイキング中一番盛り上がったと思いますhappy01
こども達の意外なたくましさに、頼もしさを覚えましたgood

ご同行いただきました太田ハイキングクラブのみなさん、田部井会長、
ありがとうございましたconfident


Pb270048 ハイキングの様子run

Pb270028 石尊山にてhappy01