海の日の出来事です
北郷公民館に隣接する利保公園(竜の公園)で、産まれたばかりの子猫6匹がタオルにくるまった状態で段ボールの中に捨てられていました。誰が捨てたのか、どこから来たのかは全くわかりません。子猫達は自力では立てず、目ヤニで目が開けられない状態でした。それにお腹が空いている様子でグッタリ…。そんなかわいそうな捨て猫ちゃん達を、公園で遊んでいた地域の子供達が発見してかわいそうかわいそうの大騒ぎ。
そこへ、休日でも熱心に??公民館で仕事をしていた私に助けを求めてきました。
しかし、生き物を一度も飼ったことがないうえに、どちらかというと猫は大の苦手な私…触るのも恐る恐る…そんなことは知る由もない子供達は、『大人なら、この捨て猫ちゃん達を何とかしてくれるはず!!』、という安心感と期待感に満ちた眼差しで私を見つめます。
さてさて困った困った。どうしましょう???
とりあえず、お腹が空いていて弱った様子だったのでミルクを買って、子猫ちゃん達にあげることにしました。ストローを口元に持っていくと、みんな美味しそうにミルクを舐めました。周りの子供達は、元気にミルクを舐める子猫ちゃん達の姿を見て、少しホッとした様子。私もなんだかホッとしました。
…ホッとしたのもつかの間、「赤ちゃん子猫は刺激を与えてあげないと自分でオシッコ出さなくて死んじゃうから、下をくすぐってあげて。」と一人の子供が言いました。子供に言われるまま子猫をくすぐる私。すると、なんとピューと気持ちよさそうにオシッコを出す猫ちゃん達。なんて満足そうな顔をしているのでしょう!そうこうしているうちに、子猫ちゃん達はみんなで寄り添ってスヤスヤとお昼寝をはじめました。みんなとっても可愛い寝顔です。6匹はそれぞれどんな夢をみているのかなぁ。
おっと、いつまでもそんなメルヘンな気分に浸っているわけにもいかず。祝日とは分かっていましたが、とりあえず市役所へ電話することに。すると守衛さんが電話に出て、「亡くなった動物なら処理班が行くけど、生きている猫は引き取れない。でも、動物愛護指導センターへ電話したら相談に乗ってくれると思います。」という、的確なアドバイスをくれました。早速、動物愛護指導センターへ電話すると、「今日は祝日なので、引き取りは早くても明日の午前中になると思います。」…とのこと。どうしよう…。明日まで野外へ置きっぱなしにしたら、カラスや外の暑さにやられてしまうかもしれない。私も子供たちも、自分の家にはちょっと持っては帰れない…と困惑です。
すると、私達の様子を見ていた近所の方が来て、「そういう事情なら、明日の朝までだったら一晩預かってあげるよ。」と、やさしい言葉をかけてくれました。なんてありがたいお話!!お言葉に甘えて一晩預かってもらうことになりました。
今朝、公民館へ来館された方で一匹だけなら飼いたいという申し出があり、一匹だけ飼主が見つかりました。あとの5匹は動物愛護指導センターに引き取っていただきました。
≪今回のことで思ったこと!!≫
動物には命があり、モノじゃない!!飼い主は生き物を飼うということの責任を最後まで果たしてもらいたいものです。もし繁殖が心配なら、避妊・去勢手術をするとか何かしらの策はあると思います。飼いたくなくなった、増えちゃったからといった自分勝手な理由で、犬猫をモノのように簡単にポイポイ捨てるような安易な行動はとってほしくありません。どうしても飼えないようだったら、動物愛護指導センターのような公的な機関へ先ずは相談しましょう。
それにしても、子猫ちゃん達を心配してずっと付きっ切りで献身的に世話をしてくれた心やさしい子供達に感動しました。生命の大切さをいかにして伝えていくかが問われる世の中、このような子供達に出会えたことを嬉しく思いました。
そして一晩面倒見てくれた方、一匹引き取ってくれた方、本当にありがとうございました。
子供達のためにも、あの捨て猫ちゃん達の元に素敵な飼い主が現れてくれることを切に願います。
7月16日(木)、あしかが学の第4回目の講座が開催されました講師はJTB関東足利支店セールスマネージャーの横塚豊先生ですお話の最初に先生は自己紹介をされ、それから受講生の方々に質問をしたり答えを聞いたりしながら、参加型の講座で進めてくださいました
テーマ:足利の魅力再発見~ふとした風景を感動にかえるために~
先生の最初の質問は「京都市の年間観光客入り込み人数はどれくらいでしょうか?」答えは3,800万人。足利市の姉妹都市である鎌倉市は?2,000万人。今人気の川越市は?600万人。ではわが街足利市は?答えは300万人です。ただ、足利の名所旧跡の価値を考えると、年間300万人の観光客入り込み人数は少ないと言えます。
ではどうすれば足利市にもっとたくさんのお客様を呼べるのでしょうか。「まずは自分たちの思いつくままに足利の好きな場所を挙げてみるのはいかがでしょう?」するとたくさんの答えが出されました。行道山から織姫神社へ続くハイキングコース、これは先生のおすすめ。他にも誰でも知っているような場所では足利学校、大日様、フラワーパーク、栗田美術館、織姫神社。おすすめの景色として、渡良瀬川から見る夕日、足利花火大会、名草・松田の蛍、渡良瀬の遊歩道から見る赤城山、しだれ桜の小径。ちょっと玄人な名所旧跡である法楽寺、柳原用水散策コース、厳島神社、吉祥寺(あじさい寺)、日光山神社、石尊山、鶏足寺。
「次に人間は旅先で何に感動するのか考えてみませんか?」これが今日の一つの大きなポイントになるようです。例えば人と人との出会い、大自然、先人の英知、うまいもん、草花、体験。旅先で感動を経験できる、そんな観光地には黙っていても人が集まるのだそうです。足利市には「大」自然はないかもしれません。でもそれに匹敵する渡良瀬の夕日があるので問題はないのです。
ここまで、足利の魅力を確認し、旅先で感動する要素を考えてきました。「最後にその二つを考慮してどうすれば足利市にもっとお客様を呼べるのか、そのアイディアを思いつくままに挙げてみませんか?」するとここでも建設的なご意見が出されました。藤の時期にフラワーパークを訪れるお客様を市内へ呼び込んで、「足利まつり(仮称)」なる参加・体験型のイベントでおもてなしできないか。足利にかかる橋を七色に染めて美しい景観を創り出せないか。せっかく掘った松田の温泉を活用できないか。八木節発祥の地をもっと強調してお祭りをできないか。また先生もたくさんの提案をされました。「ロケ地の街あしかが」を売りにする、桐生から藤岡までの渡良瀬川のサイクリングロードを両岸整備、ハイキングシャトルバスの運行、駅前に無料のレンタサイクルを設ける、石畳の端に平らな部分を設けて車椅子でも安心して散策できるようにする、お客様に「こんにちは」と挨拶ができる街にする、週に1回自宅のまわりを掃除して「きれいな街あしかが」、打ち水をしてみる、子どもを公園や大日様で遊ばせて「子どもたちの笑い声があふれる街あしかが」。さらにお聞きして「なるほど確かにそうだ」と感じたのが、観光のモデルコースをつくることです。ほぼどの観光地にも「モデルコース」があるものです。初めていらしたお客様は地図だけあっても、どこへ行けばいいか、どのくらいで着くのか、おいしい食事のできるお店はどこか、きっとわかりません。そこへ「足利ハイライトコース・じっくり散策コース・自転車コース」など目的や観光時間を考慮したモデルコース提示することで、お客様により親切な観光地となるのです。
このように、今回の講座ではテーマどおり足利の魅力を再発見し、さらに「観光地あしかが」を促進させるためのアイディアボックスができました。一つずつでもゆっくりでも、これらのアイディアを実現させていきたいと強く強く感じました。
生涯学習センター利用団体紹介、17回目はパピルスの会の方々にお話を伺います
Q.よろしくお願いいたしますまずは「パピルスの会」の始まりについてお聞きしたいと思います設立のきっかけなどを教えてください
A.昭和48年度毛野公民館事業「読書講座」終了後、昭和49年4月に発足しました。
Q.公民館の講座がそのままサークルに移行するのはよくあることですが、「パピルスの会」もその一つなのですね
では、現在はどのような会員構成になっていますか
A.現在、男性2人、女性14人、合計16人で活動しています。年代は40歳~70歳です。新規会員も募集しています。ちなみに会費は年額2000円を集めています。
(新規会員募集についてのお問合せは生涯学習センターまで℡43-1311)
Q.幅広い年代の方がいらっしゃるのですね
では、普段の活動について詳しくお聞かせください
A.毎月第1火曜日、午後1時30分~3時30分まで、生涯学習センターの102号室で活動しています。月例の読書会と年一度の文学散歩を行ったり、10周年、30周年の記念誌を発行したりもしました。現在は40周年記念誌発行の準備に入っています。
Q.読書好きの皆さまが集まって楽しく活動していらっしゃるのですね
最後に会のアピールをどうぞ
A.この37年間に読破した図書は253冊に及びます。まさに継続は力なりで、読書により人生や社会生活の諸問題についての洞察力を深めるため、会員相互により研鑽につとめています。平成18年には生涯学習奨励賞を受賞しました。新規会員大歓迎ですので、お気軽にお問合せください。
どうもありがとうございました7月7日(火)の活動の時にお写真を撮らせていただきましたので、掲載いたします
7月1日(水)、生涯学習センター101号室において、「Theあしかが学~新たなる発見をもとめてⅣ~」の第3回目の講義が開催されました講師は樹木医、環境緑花コンサルタント、あしかがフラワーパーク園長の塚本こなみ先生です講演のテーマは「プロフェッショナル仕事の流儀 ―私とあしかがフラワーパーク―」でしたが、先生は「藤の移植のお話は何度もしているから、自分のこれまでの人生を振り返って今感じていることをお話しします」とおっしゃって、とても心に響くお話しをしてくださいました
先生の仕事や物事に関する基本的な考え方は『やってみなきゃわからない、できないと思った時に本当にできなくなる、だからあきらめないでできるまで考える、可能性が少しでもあるうちはギブアップしない』です。たとえ難しい移植の仕事でも、やり方を変えて、工夫をして、その木に何度も会いに行って「あなたはどうすれば動いてくれるの?」と問い続けます。それらの仕事が無理難題なほど闘志がわくのだそうです。
先生はその一方で、『大切なものは名誉や肩書きではない、テレビ出演も本の出版ももういい、できれば静かにお百姓さんをしたい』と最近は考えていらっしゃいます。あしかがフラワーパークの大藤の移植以外にも、先生は大きな樹木の移植をなさっていますが、以前はそれらの仕事に対して「私がやったんだ」という自負心が大きかったそうです。しかし最近は、実はそうではなくて『この木が動いてくれた、私はこの木を動かすお手伝いをしたんだ、私は木に問いかけて、木から学び、そして今があるだけ』という気持ちのほうがはるかに大きいということです。
先生がそう考えるようになった大きなきっかけの一つが、55歳の時の入院です。働きすぎで倒れて入院なさったわけですが、その入院生活がとても楽しく、大事なことに気付く時間にもなったそうです。例えば先生は、ベッドから窓の外を眺めていたら、カラスが毎日同じ時間に山から飛び立ち同じ時間にねぐらへ帰ってくること、雲の形が刻々と変化して最後には消えてしまったりすることを知りました。空の青さや一輪のチューリップを飽きもせず愛でて楽しんだりもしました。そしてその小さな楽しみに感謝して『これが生かされているということなんだ』と気づき、『心豊かに生きたい、感謝のできる人生を送りたい』と感じたそうです。小さなことに感謝できる自分がそこにある、それは心豊かに生きている証、幸せに生きている証なのです。
また先生はこうも考えたそうです。『私たちは、人間が生きていく上で一番大事なものを忘れているかもしれない、自分が地球だったら今の人間を排除しようとするかもしれない』と。
そのような気持ちになってから先生は『これから自分に何ができるのか』と問いかけました。そして、木のことはある程度わかるしできるから、ならばその知識と経験を活かして農業をやろうと決めました。具体的には、藤や糖度約18%の生食用のキンカン、その他様々な野菜を完全無農薬・化学肥料なしで育てているそうです。さらに、先生の農園はセラピー農園です。それは、引きこもりになりがちな大人達が、登校拒否になりつつある子ども達が、植物を通して人間性を取り戻すことができるようにとの願いが込められているのです。
あきらめないこと、小さな可能性を活かすこと、ただそれで成功したからといって慢心しないこと、いつでも生かされていることに感謝して心豊かに生きること…先生のお話には大切なメッセージが散りばめられていたと思いますそれらを自分なりに受け取って、自身の生き方に反映させていけるといいのではないでしょうか
生涯学習センター利用団体紹介、今回お話を伺うのはサッカーチーム「01FC青葉」の方々です
Q.よろしくお願いしますそれでは始めに「01FC青葉」の設立についてお聞かせください
A.「01FC青葉」は2000年4月に誕生しました。足利市中央地区の小学校の統廃合により、2000年に大橋小と相生小が統廃合され青葉小が創立された事により、サッカー部も統合されて新たにFC青葉を創立しました。以後指導者が無く同年12月金子氏が指導主任としてサッカー協会より派遣され、2001年3月01FC青葉として再スタートをし、JFAに新規加入し現在に至っています。
Q.学校の統廃合や指導者がいなかったことなど、いくつもの山を越えてきたサッカーチームなのですね
では、現在はどのような会員構成なのですか新規会員の募集についても教えてください
A.現在は小学生40名がチームに在籍しています。うち男子が30名、女子が10名です。新規会員も募集しています。ちなみに会費は月2000円です。
(新規会員募集についてのお問合せは生涯学習センター℡43-1311まで)
Q.性別にかかわらずサッカーの好きな子ども達が集っているわけですね
では、活動状況について教えてください
A.活動時間については以下のとおりです。
高学年 水曜日 18:30~20:30
土曜日 午前練習
日曜日 午後練習(土曜に練習がある場合は休み)
低学年・女子 木曜日 18:30~20:00
土曜日 10:00~12:00
その他、大会や練習試合の日程が土日にあります。
活動場所は青葉小校庭か生涯学習センターのグランドです。低学年と女子は、女性の指導コーチを中心にサッカーを親子で楽しむ事を重点にカリキュラムを組んでおり、高学年に対しては、中学、高校でも通用するスキルの習得とサッカーの基本をベースに指導しています。
Q.性別や学年に合った練習がなされているのですね
最後にチームのアピールをどうぞ
A.ここ数年はJrでは県大会でBEST8から3位に入り、昨年はトップチームが足利市の大会で2大会優勝を果たしました。基本スキルの習得を重点に指導をしておりますが、FC青葉を巣立ったOB達も、中学・高校でサッカーを続けており、二中、足高、足工等に進学し、現在各チームの中心選手として活躍しております。年に数回彼らのOBと親御さん達を交えた交流試合を小学生と行っておりますが、青葉で指導された事が、中学、高校に行って生きていると聞いております。
どうもありがとうございました写真もたくさん提供していただいたので、厳選して掲載いたします
躍動感あふれる写真です
ボールは死守
6月30日(火)~7月3日(金)まで足利工業高等学校の生徒さんがインターンシップに来ていました4日間朝8時半から5時まで、生涯学習課のお仕事を手伝っていただきました具体的には、会議資料の丁合作業、生涯学習指導者情報の整理、公民館の講座の受付け・記録写真の撮影などをお願いしましたそして最終日、実習生さん(高2・男性)に感想を聞いてみました
「疲れました。その一言です。
七時間半勤務に身体が慣れていないせいもあったかもしれません。
特に資料づくりは結構辛かったです。何種類かあるプリントを一枚一枚手に取ってホチキスでとめていく作業を何回、何十、何百・・・肩や足が痛くなりました。単調な作業なので精神的にもきました・・・事務仕事も大変なんだと思いました。
このインターンシップの四日間は、自分にとっては得るものがかなりありました。
正直面倒だなぁと思っていましたが、インターンシップという行事を設けてくれた学校に感謝しています。」
確かに、普段の学校生活とは全く違う環境で、朝から夕方まで仕事をするのはとても大変だったと思いますそれでも、彼の早く正確なパソコン入力作業には、職員一同感服しておりました丁合作業もデータ整理も講座の受付けも、手伝っていただけて本当に助かりましたこの場をお借りして「ありがとうございました」と申し上げますそして今回の経験が将来の職業選びに少しでも役に立ちますように・・・と願っています
生涯学習センター利用団体紹介、今回は短歌サークル「地上足利支社」の皆さまにお話を伺います
Q.よろしくお願いしますそれでは最初に「地上足利支社」のはじまりについてお聞かせください
A.「地上足利支社」は昭和23年11月、短歌結社「地上」の足利同人によって創設されました。
Q.昭和23年創設とは、当センターを利用されている団体の中で一番古いかもしれません短歌の魅力は時代を越えるものなのでしょう
では次に、「地上足利支社」の現在の状況について教えてください。
A.現在会員22名で活動しています。新規会員も募集しています。会費は地上年額14400円、支社年額3000円、また歌会1回につき500円を集めています。活動は第3木曜の午後1時~4時まで、生涯学習センターの102号室を利用して行っています。
(新規会員募集についてのお問合せは生涯学習センター ℡43-1311まで)
Q.定期的に歌会を行って、四季折々の歌を詠んでいるわけですね
続いて、具体的な活動状況について教えてください
A.毎月創作した短歌を選者に添削してもらい、同人誌「地上」に作品を発表しています。定期的に歌会を開催したり、2年に1回、熱海や東京や京都などで開催される地上の全国大会に参加したりもします。また、生涯学習センターの展示コーナーに色紙、短冊、葉書の作品を展示します。
Q.素敵な展示をしていただいて、感謝しております
では最後に「地上足利支社」の素晴らしさを教えてください
A.短歌にすることにより、その時々の思いや出来事が昇華されます。ちなみに短歌5徳として①材料がいらない、紙と鉛筆があればよい
②場所がいらない
③相手がいらない
④趣味として高尚である
⑤短歌を詠む者はぼけない、高齢になっても出来る
が挙げられます。
どうもありがとうございました写真もいただきましたので、掲載いたします
作品展示の様子
メンバーの方々と歌会の様子