« よりよい学級をめざして | メイン | 捨て猫ちゃん »

2009年7月23日 (木)

Theあしかが学―新たなる発見をもとめてⅣ―講座レポート第4回

7月16日(木)、あしかが学の第4回目の講座が開催されましたnote講師はJTB関東足利支店セールスマネージャーの横塚豊先生ですeyeglassお話の最初に先生は自己紹介をされ、それから受講生の方々に質問をしたり答えを聞いたりしながら、参加型の講座で進めてくださいましたhappy01

テーマ:足利の魅力再発見~ふとした風景を感動にかえるために~

先生の最初の質問は「京都市の年間観光客入り込み人数はどれくらいでしょうか?」答えは3,800万人。足利市の姉妹都市である鎌倉市は?2,000万人。今人気の川越市は?600万人。ではわが街足利市は?答えは300万人です。ただ、足利の名所旧跡の価値を考えると、年間300万人の観光客入り込み人数は少ないと言えます。

ではどうすれば足利市にもっとたくさんのお客様を呼べるのでしょうか。「まずは自分たちの思いつくままに足利の好きな場所を挙げてみるのはいかがでしょう?」するとたくさんの答えが出されました。行道山から織姫神社へ続くハイキングコース、これは先生のおすすめ。他にも誰でも知っているような場所では足利学校、大日様、フラワーパーク、栗田美術館、織姫神社。おすすめの景色として、渡良瀬川から見る夕日、足利花火大会、名草・松田の蛍、渡良瀬の遊歩道から見る赤城山、しだれ桜の小径。ちょっと玄人な名所旧跡である法楽寺、柳原用水散策コース、厳島神社、吉祥寺(あじさい寺)、日光山神社、石尊山、鶏足寺。

「次に人間は旅先で何に感動するのか考えてみませんか?」これが今日の一つの大きなポイントになるようです。例えば人と人との出会い、大自然、先人の英知、うまいもん、草花、体験。旅先で感動を経験できる、そんな観光地には黙っていても人が集まるのだそうです。足利市には「大」自然はないかもしれません。でもそれに匹敵する渡良瀬の夕日があるので問題はないのです。

ここまで、足利の魅力を確認し、旅先で感動する要素を考えてきました。「最後にその二つを考慮してどうすれば足利市にもっとお客様を呼べるのか、そのアイディアを思いつくままに挙げてみませんか?」するとここでも建設的なご意見が出されました。藤の時期にフラワーパークを訪れるお客様を市内へ呼び込んで、「足利まつり(仮称)」なる参加・体験型のイベントでおもてなしできないか。足利にかかる橋を七色に染めて美しい景観を創り出せないか。せっかく掘った松田の温泉を活用できないか。八木節発祥の地をもっと強調してお祭りをできないか。また先生もたくさんの提案をされました。「ロケ地の街あしかが」を売りにする、桐生から藤岡までの渡良瀬川のサイクリングロードを両岸整備、ハイキングシャトルバスの運行、駅前に無料のレンタサイクルを設ける、石畳の端に平らな部分を設けて車椅子でも安心して散策できるようにする、お客様に「こんにちは」と挨拶ができる街にする、週に1回自宅のまわりを掃除して「きれいな街あしかが」、打ち水をしてみる、子どもを公園や大日様で遊ばせて「子どもたちの笑い声があふれる街あしかが」。さらにお聞きして「なるほど確かにそうだ」と感じたのが、観光のモデルコースをつくることです。ほぼどの観光地にも「モデルコース」があるものです。初めていらしたお客様は地図だけあっても、どこへ行けばいいか、どのくらいで着くのか、おいしい食事のできるお店はどこか、きっとわかりません。そこへ「足利ハイライトコース・じっくり散策コース・自転車コース」など目的や観光時間を考慮したモデルコース提示することで、お客様により親切な観光地となるのです。

このように、今回の講座ではテーマどおり足利の魅力を再発見し、さらに「観光地あしかが」を促進させるためのアイディアボックスができました。一つずつでもゆっくりでも、これらのアイディアを実現させていきたいと強く強く感じました。

    2141      2142