小学校が夏休みに入ると、公民館にはたくさんの児童が訪れます。
学校のプールや、当番の帰り道にちょっと公民館に寄り道をしていく児童。
ゲームや読書に夢中な児童。
中にはお姉ちゃんに友達が会いに来て、家を追い出されたという児童もいました
子どもが公民館にいると、ふだんとは違い、公民館も利用者もなにか華やぐものがあります
もちろん、公民館では児童向けの講座もこの時期に多く実施します。
筑波公民館では、筑波小、久野小の児童を対象に作文教室、英会話教室、お菓子づくり教室を実施しました。
そんな中、早めに児童のお迎えにきた、あるお母さん。
活動風景をみて、
「家ではなかなかお手伝いをしないのに、ここでは、みんなと協力して後片づけをしている~」
と、うれしそうにこっそりとわが子の後ろ姿を撮影していました。
公民館 = 高齢者の場所というイメージ(偏見かもあしからず)が強いですが、公民館はあらゆる世代の人が学べる場所です。
ぜひ、公民館の学級・講座をご利用ください。
毎日暑い日が続いておりますが、皆さんはどのように耐えていらっしゃるのでしょうか
さて、梁田公民館では、8月3日、10日に梁田・御厨公民館合同の乳幼児学級「親子のびのびセミナー」において、恒例のうどん作りを行いました
講師には栄養士・食育指導士の市野沢先生をお招きし、暑い夏でも冷やして美味しく食べられるようにと、うどんの作り方(打ち方)を教わりました
作り方は少しかじっただけで…
主に講座の様子を紹介しますので、メインはそっちです
まず、用意するのは…中力粉400g、塩10g、水180g。これで4食分です。その他、写真にあるようなボウルや麺台、麺打ち棒等です。
①水に塩を溶かし塩水を作ります。上記写真のようにボウルに入れた粉に、作った塩水を少しずつ加えながら、手でかき混ぜます。この時点では混ぜることに集中し、こねないようにします。
②手でもみほぐし、粉っぽさがなくなったら、ひとまとめにします。生地にムラがなくなるまでよくこねます。
③ラップをして少しねかせます。この時間を長く取ることで、硬い生地に水分がなじみやわらかくなります。今回の講座では時間が限られていますので、すぐに次に進みました。
④生地をビニール(今回は普通の透明のゴミ袋45ℓを2重にして使いました)に入れて踏みます。広がったらたたむ、また踏む…を20分間繰り返します。今回、実際にお子さん一人でやってくれたのは踏む作業くらいでした
⑤ビニールの中でひとまとまりの生地にして、平たく四角にしておく。
⑥ここまで来たら、上記写真のように生地を延ばす延ばす…実際この作業が一番力が要ります。写真はお子さんがやっているところをうまく撮っただけで、大人でなければ延ばせません。この際、打ち粉をしながら作業を行いますが、多過ぎじゃないかと思うくらい、粉をまぶしてください。粉が足りないと、麺を切った後で麺がくっつきます…私は少なくて失敗しました
かなり薄くなるまで、うまく均一に延ばします。
⑦びょう風たたみに折りたたんでから、包丁で切ります。切る麺はあまり太くしない方が良いそうです。茹でると太くなるので、それを見込んでください。今回は左手に板のようなものを持っていますが、ご家庭でやる場合はなくても問題ありません。
⑧切り終わったら、沸騰したお湯に麺を入れ、浮き上がってきてから弱火にして6~7分茹でます。茹であがったら麺を洗い、水を切って完成です。その後は、皆さんお好みの食べ方で召し上がりください。
このブログを見てお作りになる方、もし美味しくできなくてもご勘弁ください。あくまでも講座の様子を紹介するのがメインです。
こういった講座に興味のある方は、ぜひ来年度の「親子のびのびセミナー」へご応募ください(まだまだ先ですが)
ちなみに2日目には、ちゃっかり私も参加させていただいてます。右は失敗して、麺をほぐしながら粉をまぶしているところですね。ちゃんと打ち粉をしていればこんな作業は不要です
最後は作ったうどんを食べて無事終了です
今回は市野沢先生のおかげで美味しいうどんが作れました☆
梁田公民館では他にも楽しい講座をいっぱいやっていますので、ぜひ足を運んでみてくださいね
ではまた
7月23日・24日の2日間、大坊山「少年の砦」宿泊キャンプが行われました。
この日は参加登録している児童48名中37名が宿泊、そのほかに中学生ボランティア、ジュニアリーダースクラブ員(高校生)、指導者等を含めると50人近くが砦に宿泊することになりました。
自前の砦施設だけでは宿泊者を収容しきれないので、5人用テントを二張 購入し、同規模のテントを一張寄付していただきました。(我々男性は、敷地内の自動車の中に宿泊ですが)
初日の活動は、うどん作りから始まりました。ここ数年は、宿泊キャンプでは、必ず小麦粉を使った夕食作りにチャレンジしています(昨年は、今年と同じうどん作りでしたが、一昨年はナンとキーマカレーを作りました)。
昨年度も参加した人を中心に、指導者の手助けを受けながら、時間はかかったのですが、すべてのグループでうどんを作ることができました。うどんは短かったり、太かったりと不揃いでしたが、それなりに美味しくできたと思います。
うどんの一部は、「流しソーメン」ならぬ「流しうどん」にしてみんなでにぎやかに食べました。普通に食べていたら「おなかがいっぱい」と言っていたのに、「流しうどん」にしたらみんなどんどん食べました。それでも余ったものは、夜食にしたり、かき氷で余った氷で保冷して、翌朝大人が食べました。
大ボールと麺切包丁を貸していただいた大岩少年の砦(事務局:三重公民館)には感謝申し上げます。
食事後は、キャンプファイヤーを高校生・中学生を中心に指導してもらい、楽しい時間を過ごすことができました。いつもながら毛野地区の中高生は、後輩の面倒見もよく、いいつながりを持っていると思います。
花火大会の後は就寝の予定ですが、翌朝は眠い目をこすりながらラジオ体操をしました。
朝食のカートンドックを食べ、次回使用する焼き魚用の竹串を作りました。小刀に悪戦苦闘しながらも頑張って作りました。
時間がおしていたので、残りの竹串作りとテントたたみなど後片付けは、指導者である育成会の皆さんと昼過ぎまで行いました。
子どもたちにとって、いつまでも思い出に残るキャンプになってもらえたらいいと毎年思っています。
三重公民館には素敵な「窓口職員さん」がいます。
「地区公民館」と呼ばれる足利市内の15公民館には、他市にはあまり見られない市役所の出張所のような機能があります。
公民館は、本来「社会教育施設」で、地域の方の学びの場ですが、本市の公民館は村が市へ合併される前の役場の名残もあって、現在のようなあり方になっているのです。
三重公民館の窓口にも毎日いろいろなご用でお客様がいらっしゃいます。住民票・戸籍・印鑑証明・所得証明を取りにいらっしゃる方、市税等を納めに来てくださる方、国民健康保険や国民年金に関する手続きにいらっしゃる方、各種医療費助成の申請書を提出される方、そして「役所からこういう封筒が届いたけど、これは何ですか?」と相談しにいらっしゃる方・・・
三重公民館の窓口職員さんは、そのすべてのお客様に明るく、やさしく、丁寧に接します。しかも、窓口の知識と経験が豊富で、どんなケースのお客様がいらしても的確に対応できるのです。もちろんお客様が多いときには窓口職員さんだけでは対応しきれないので、館長も学級担当も技能員さんも総出で対応しますが、やはり分からないことがあるので、そういうときは窓口職員さんに聞くと、的確に教えてくれます。
三重公民館の窓口職員さんは、そういうとても心強い方です。
そして、三重公民館では、これからも職員一丸となって、明るくあたたかい気持ちでお客様をお迎えしたいと思います。
6月20(月)から始まった、今年の富田公民館の各種講座(全5回)は「楽しいパドル体操」です。
パドル体操とはしゃもじのような形をしたパドル(健康棒)を使用し、リズムに乗って楽しく行う健康体操です
先生がおっしゃるには「このパドルは優れもので、握っているだけでもボケ防止。たたくだけでコリ解消。そして、押してみれば指圧のようにマッサージも出来る」という、まさに魔法の棒だそうです。長さや幅も人間の体に合うよう緻密に計算されて作られているそうです。
そんな魔法の杖ならぬ魔法の棒を手に、皆さん元気に参加されています
いつも楽しい先生のご指導で、会場は笑いが絶えません(時には汗より笑いすぎで涙を流している方も・・・)
毎回参加率がとても良く、皆さんも楽しみにしてくださっているようです
さて、この各種講座は、実は自主的な学習の入門的な位置づけがあるので、「あー、楽しかった。でも、講座が終了したらおしまい」では、ちょっと消化不良なんです。つまり、簡単にいえば講座終了後に自主学習グループいわゆる「サークル」の結成へと導きたいのですサークルが多く活動することは、地域の活性化にもつながっていくからです。学びをとおした地域のつながりを生み出し、地域のコミュニティーの活性化を図るのも、公民館の重要な役割なのです。
そのため、計画的に啓発を行い、受講生の方の意向を聞きながら着々とサークルへの育成を目指していきます。毎回皆さんにサークル化の話を持ちかけ続け、ついに4回目の学級の時、サークル発足決定となりました。受講生18名中、13名がサークル加入者となりました。
「やり続けること」「外に出ること」「お友達を作ること」、全て元気の源です。
この新サークル、その名も「なでしこ とみた」
そうです!世界一となった日本女子サッカーにあやかっての命名です。
日本女子サッカーチームに負けないぐらい「元気で、楽しく、仲良く」活動を続けていってほしいと思います
人にはそれぞれ、物事を知りたいという本質をもっていて、それが嘘であれ真実であっても、実(まこと)しやかに身を乗り出して探ろうと聞耳を立てる、(なかには、無頓着な方もいると思いますが…) そんな深層心理をうまく利用して、 例えば三国志、水滸伝、など、史実にもとずいているものの大袈裟に取り上げて面白おかしくしたのが演義や漫談、講談となって楽しませてきたのではないでしょうか? 前置きが長くなってしまいましたが、身近な話?をひとつ…
《印鑑の印肉なぜ朱色なのか》
海外で生活をした人なら誰しもが思うことに、日本ほど印鑑を重要視している国は類を見ないといっても過言ではないでしょうか。それを顕著に表わしているのが銀行でしょう。お金を受取るときなど、どんな身分証明を見せてもダメ、そこで三文判を買って押すとたちどころにOkとなるのです。
さて、生活に欠かせないこの印鑑、銀行、市役所、会社、個人、決まって朱肉が使われています。 なぜでしょうか?実際のところ朱でなければというキマリはないそうなのですが、習慣上、朱が一般的になっているのです。 昔からわが国では赤い色は尊いもの、そして神社や鳥居、ダルマさんなどの魔よけの色とされてきました。印鑑の朱肉もおめでたい色とともに魔よけの色として用いられ、現在に引き継がれているようです。
ちなみに、庶民が印判を使うようになったのは江戸時代といわれますが、その頃は朱印は官許に限られ、もっぱら「黒印」がもちいられたといいます。 朱肉の一般的流行は明治以後のことです。
「一〇〇年前の女の子」という本をご存じですか?
100年前の筑波地区高松村を舞台に、少女テイさんの視点をとおして、四季おりおりの年中行事や村人たちの生活をいきいきと描いている作品です。
この本は、一人の少女の成長物語であるとともに、貴重な民俗資料であると高く評価され、地元足利市にとどまらず、全国で話題の本となっています。
6月25日(土)、そんな話題の本の著者、船曳由美さんを筑波公民館にお招きし、講演会を行いました。
かつて、編集者として各地の民俗、祭礼、伝統行事を調査するために、全国各地の農村を取材した船曳さん。
この本で一番、伝えたかったことは、母であるテイさんへの思いはもちろんのことですが、かつては日本のどこの村にも存在していた、
神仏・自然を敬い畏れながら、結を組んで村人同士が助け合って暮らしていた農村の風景。
また、母であるテイさんを育ててくれた、村の暮らしや人々の営みが、日本から崩壊しつつあるのを嘆いていらっしゃいました。
その一方で、船曳さんの目から見ても、筑波地区高松村は、全国に誇れる美しい村の姿を残しており、特に家々の屋敷木はすばらしいと絶賛!!
テイさんが生涯片時も忘れることができなかった故郷、筑波地区での講演会。
参加者の中には、故郷を思う心と、地域社会のつながりの大切さを感じた方も多かったと思います。