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2008年5月

2008年5月30日 (金)

Theあしかが学―新たなる発見をもとめてⅢ―レポート第2回

528日(水)、Theあしかが学第2回目の講座が開かれましたconfident今回はあしかがフラワーパークでの開催ですcutescissorsフラワーパークは今、薔薇とペチュニアが見ごろを迎え、ライトアップによって花たちが闇に浮かび上がる様はなんとも華麗でしたshineそんな極上の風景を横目に映しながら、フラワーパーク園長・塚本こなみ先生の力強いお話を拝聴いたしましたear。そして先生のお話の魅力を最大限に引き出すサポートをされたのが宇都宮大学・生涯学習教育研究センター教授の廣瀬隆人先生ですrun

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塚本先生は主に木についてお話ししてくださいましたclubでも「木」を「まち」に置き換えて聞くとそれがそのまままちづくりのお話になりますflair先生の木のお話から私たちはまちづくりの方法論を学びたいと思いますeye

テーマ:大藤とまちづくり

問題提起:それぞれが暮らしやすい足利のまちをどのようにつくっていくか。

 あしかがフラワーパークは足利のまちを活性化させた一つの成功例です。塚本先生は誰もが不可能と思っていた大藤の移植を見事成功させ、その後も園長としてフラワーパークを盛り立てていらっしゃいます。それは「塚本先生だから」できたことでしょうか。「私たちには無理」なことでしょうか。いいえ、そうではありません。私たち一人一人の中に塚本先生を見つけてみましょう。

塚本先生曰く、何かを実現させるときに大切なのは具体的なビジョンを自分の中に描くことだそうです。園内のどこにどんな植物を植えるか、配色はどうするかと考えるように、足利のまちの未来を具体的に映像化し、形をつくっていくことが必要です。

そのやり方は、まず現状を把握する、次に方策を探るという流れになります。

 第一段階の現状把握とは、現実をあるがままに見つめることです。先生はフラワーパークをつくるとき以下のように進めたそうです。

 ①木の個性を知識として徹底的に知る。(針葉樹・広葉樹・落葉樹・常緑樹 etc.)    

 ②周りの環境も知る。(人里・山・都会 etc.) 

 ③この木が私だったらどうしてほしいか。ここでは現状における良いことばかり、悪いことばかりを挙げ連ねるのではなく、冷静に現実を見つめます。この第一段階は次に動くための基礎固めとなります。

 続く第二段階の方策を探るとは、現状把握を踏まえた上で何ができるのか可能性を並べて実際に動くことです。先生はいつも、

①一般論を考える。

②木の気持ちになって木がどうしてほしいか考える。

そうです。そして方策を探り実践するときには手と心の両方をかけることが大切です。

 第一段階、第二段階ともに先生は「木の気持ちになって考える」ことをなさっています。ということは、まちづくりにおいても「相手の気持ちになる」ことが重要なのです。

 最後に先生は何かを成し遂げる秘訣について話されました。まず、これからの足利を担う若者に対してのお言葉は「やってみなくちゃわからない」。最初からできないと言って何もしなければ、本当に何も変わりません。先生は「先に結論言うなよ」とおっしゃいました。次に、若者を支える先輩方は「お前やってみろよ」と若者の背中を押してあげてください、とのことでした。さらに締めとして先生の数々の名言から二つをご紹介します。

できるできる、何でもできる!できないのは自分がやらないだけ。

望めば叶う!

結論:冷静な現状認識とあたたかい心での実践、それを具体的に進めることで実現する暮しやすい足利のまち。

 素敵な講演の後には先生方を囲んでの食事会が開かれましたnotes先生と気軽にお話しできる貴重な時間でしたhappy01

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2008年5月27日 (火)

市民企画実践講座~舞台をつくってみませんか!

平成20年度市民企画実践講座の第1弾として、演劇工房DON-DENby-dによる演劇教室「舞台をつくってみませんか!」が始まりました。同工房は、今年9月の足利市民プラザ演劇祭2008で『足利学校』というタイトルで演劇を行う予定です。受講生はこの舞台に参加できるチャンスがあるのです。5月23日(金)の初日には『演劇概論』の講義がありました。講師の阿部さんによると「第1週目は世界史、第2週目が日本史、第3週目が演出について、第4~5週目が実際に演技してみる。」そうです。

また、演劇にかかわる人の心構えの一つとして「劇作家と役者と観客が虚構という舞台の上で、同化同感することを金科玉条crownとして心に受け止めてほしい。」と訴えておられました。

皆さんもご存知かと思いますが、本市では「足利学校と足利氏の遺産」として世界遺産への登録をめざしており、

まさに時機を得た舞台となります。今後も同講座の動向に目が離せませんねeye

なお、同工房は平成15年度足利市生涯学習奨励賞を受賞しています。

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2008年5月23日 (金)

Theあしかが学―新たなる発見をもとめてⅢ―レポート第1回

今回で4回目となる「足利工業大学・上智大学連携講座 Theあしかが学」が、522日(木)に開講の運びとなりましたshineTheあしかが学が願うのは、受講生の方々にこの講座を通してふるさと足利についての新しい発見をしていただくこと、足利人としてふるさとを愛する心を育んでいただくこと、そしてより良いふるさと足利を創り上げるための原動力として活躍されることですflair

Img_11171回の講師は上智大学人間科学部教授、香川正弘先生ですclover先生は過去3回全てのあしかが学で講義をしてくださっていますhappy01今回の講義名は「まちづくりに生きる学びとは?」。以下、講義内容をまとめてみたいと思いますeyeglass

問題提起:足利を愛する人間をつくるためには、どのように取り組んだらいいか?

現在、日本国内の地域格差が問題となり、「東京一人勝ち説」もささやかれています。また、地元を離れ都会での就職を希望する若い世代も多くいます。そのような状況において、今こそ「足利に残って踏ん張る力をつけるまちづくり・人づくり」が必要なのです。

そのために、まずは自身が足利について学ぶ必要があります。その手っ取り早い方法の一つが「歌」です。足利には、市歌、市民愛唱歌われらのまちに、市内各学校の校歌、八木節、地域で歌い継がれてきた様々な歌など、地元にかかわる歌がたくさんあります。歌は人間にとって親しみやすく、その心に訴えかけます。そして自然に愛着心が生まれます。

しかし、ただ郷土の歌をうたうだけでは十分ではありません。歌詞の意味を理解することが必要です。郷土の歌には地元の歴史、伝統、文化、自然といった、いわゆる足利の風土が歌い込まれています。その意味を理解して歌をうたえば、本当の意味で足利を学び知ることになります。そしてその知識を教育という形で広めていくことも大切です。

自身が歌を頼りに足利について学び、その知識を外へと提供する、この流れが足利を愛する人間をつくることにつながるのではないでしょうか。

結論:あしかがの 歌ではぐくむ 郷土愛

Img_1123 ということで、みなさま、早速懐かしの校歌など歌ってみてはいかがでしょうかsign02

よろしければ、足利市歌と足利市民愛唱歌われらのまちに もどうぞconfidentこちらで聞くことができますnoteshttp://www.city.ashikaga.tochigi.jp/031gaiyou/060sika/060sika.htm

2008年5月20日 (火)

第30回生涯学習振興大会参加賞「八重矢車草の観察日記」~最終回~

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これまで7ヶ月にわたってささやかに続けて参りました「八重矢車草の観察日記」、今回で最終回とさせていただきますbearing名残惜しくもありますがweep花のいのちのサイクルtyphoonは一つの終わりを迎えようとしていますrecycleend

Img_1106さて、今回は花壇で咲き誇っていたshineshine八重矢車草を少しいただいて、花瓶に生けてみましたtulipそして、この花たちをより多くの方々に見ていただきたくてdanger最も人通りの多い生涯学習課事務室の前に飾りましたeyeこの花をご覧になった方々に、小さな喜びを感じていただければと思いますhappy01

Img_1110また今回は最終回ということもあって、面白いアングルから写真を撮ってみましたcamera興味深かったのはwink真上からの眺めですflair八重矢車草はみんな真上を向いて花を開くので、真上から見るとたくさんの花たちと正面から向き合うことができるのですheart04

Img_1107_2 最後になりますが、八重矢車草の後には夏の風物詩の一つである朝顔cuteを植える予定ですgoodこれまで私たちをたくさん楽しませてくれた八重矢車草に心から感謝しつつconfident朝顔の花にも期待したいと思いますhappy02

長い間ご愛読ありがとうございましたcloverconfidentclover

2008年5月 8日 (木)

第30回生涯学習振興大会参加賞「八重矢車草の観察日記」~その7~

5月に入り、一週間が過ぎました。

生涯学習センターから見える山の木々は、4月のやさしい緑色から力強い緑色へと変化しましたclubまたこのごろは、外にいる時は半袖sportsでちょうど良い陽気の日も増えましたsun

さて、前回は八重矢車草のつぼみを眺めながら花開く日に思いを馳せましたconfidentそして月日は流れ・・・

Photo 今、生涯学習センターの八重矢車草たちはこの時を盛りと咲き誇っていますshineshine花の色はうすいピンク・紫、濃いピンク・紫、青、赤紫など様々です。花の美しさは一時のものですが、だからこそその美しさが尊く、有難いものだと感じますcrown

Photo_4 今だけもらえる自然からの贈り物ribbonに感謝しつつ、もうしばらく八重矢車草の美しさを味わいたいと思いますhappy01

2008年5月 3日 (土)

学校ボランティアを募集しています!

学校ボランティアとは、ご自身の得意分野を幅広く活かして学校をご支援・お手伝いしていただく活動ですconfident

ボランティアの具体的な内容としては以下の事柄がありますcute

A.学校の環境整備への支援wrench 例えば①校庭等の整備、②校舎等の補習、③図書室整備

B.学校教育活動への支援school 例えば①教科指導の補助、②生活科・総合的な学習の時間、③クラブ活動・委員会活動・部活動、④朝の時間・休み時間・放課後など、⑤体験活動の受け入れ、⑥安全指導の補助

C.学校と連携した活動支援baseball 例えば①学校での土曜日の子ども活動、②学校と連携した育成会や公民館等での子ども活動

懐かしい学校の雰囲気を味わいながらのんびり作業してみたり、元気な子どもたちと触れ合ってみたり・・・というのはいかがでしょうか?自分の力を少しだけ自分以外の人や自然にわけて、そして自分以外の人や自然からはたくさんの笑顔をもらう、それがボランティアの楽しみの一つだと思いますclover

学校ボランティアへの登録に際しては応募用紙を提出していただくことになっていますcherry詳しい情報は以下のちらしをご覧下さいeyeまたお電話でお気軽にお問い合せくださいhappy01telephone0284-43-1311

voran2.pdfをダウンロード voran1.pdfをダウンロード

H20chirashi.docをダウンロード

2008年5月 2日 (金)

舞台を創ってみませんか?

新しい講座の紹介ですeyeその名も平成20年度市民企画実践講座「舞台を創ってみませんか」good

これは市民のみなさまが自ら企画し、実践していく能動的な講座ですrun講座の具体的な内容は、演劇概論や演劇史といった理論の分野から、演劇に関する基礎練習や舞台稽古といった実践的な分野までバランス良く扱っていく予定ですhappy01

期日:5月23・30、6月6・13・20 毎週金曜日PM7:00~9:00 @生涯学習センター

企画・講師:演劇工房Don-Den

講座のお申し込みは5月20日(火)までに当センターへお電話でclover興味のある方はお気軽にお問い合せくださいnotes telephone0284-43-1311(生涯学習課)

2008年5月 1日 (木)

生涯学習奨励賞候補者を募集しています!

本市では、市民の生涯学習活動を拡大奨励していくために、長期にわたり(10年以上)生涯学習活動を実践している人・団体などを対象に、選考により生涯学習奨励賞を贈呈しています。crown

ただいま、自薦他薦を問わず、候補者・団体の募集を行っています。募集要項や推薦書など詳しくはhttp://www.ashikaga-gakushu.jp/02_syougai-gakusyu/syougai_dokuzi-syoureisyoubosyuu12.htmをご覧下さい。eye

今年度は未だ応募が少ない状況です。5月30日まで募集していますので、奮っての応募をお願いします!wink