Theあしかが学―新たなる発見をもとめてⅢ―レポート第1回
今回で4回目となる「足利工業大学・上智大学連携講座 Theあしかが学」が、5月22日(木)に開講の運びとなりましたTheあしかが学が願うのは、受講生の方々にこの講座を通してふるさと足利についての新しい発見をしていただくこと、足利人としてふるさとを愛する心を育んでいただくこと、そしてより良いふるさと足利を創り上げるための原動力として活躍されることです
第1回の講師は上智大学人間科学部教授、香川正弘先生です先生は過去3回全てのあしかが学で講義をしてくださっています今回の講義名は「まちづくりに生きる学びとは?」。以下、講義内容をまとめてみたいと思います
問題提起:足利を愛する人間をつくるためには、どのように取り組んだらいいか?
現在、日本国内の地域格差が問題となり、「東京一人勝ち説」もささやかれています。また、地元を離れ都会での就職を希望する若い世代も多くいます。そのような状況において、今こそ「足利に残って踏ん張る力をつけるまちづくり・人づくり」が必要なのです。
そのために、まずは自身が足利について学ぶ必要があります。その手っ取り早い方法の一つが「歌」です。足利には、市歌、市民愛唱歌われらのまちに、市内各学校の校歌、八木節、地域で歌い継がれてきた様々な歌など、地元にかかわる歌がたくさんあります。歌は人間にとって親しみやすく、その心に訴えかけます。そして自然に愛着心が生まれます。
しかし、ただ郷土の歌をうたうだけでは十分ではありません。歌詞の意味を理解することが必要です。郷土の歌には地元の歴史、伝統、文化、自然といった、いわゆる足利の風土が歌い込まれています。その意味を理解して歌をうたえば、本当の意味で足利を学び知ることになります。そしてその知識を教育という形で広めていくことも大切です。
自身が歌を頼りに足利について学び、その知識を外へと提供する、この流れが足利を愛する人間をつくることにつながるのではないでしょうか。
結論:あしかがの 歌ではぐくむ 郷土愛
ということで、みなさま、早速懐かしの校歌など歌ってみてはいかがでしょうか
よろしければ、足利市歌と足利市民愛唱歌われらのまちに もどうぞこちらで聞くことができます→http://www.city.ashikaga.tochigi.jp/031gaiyou/060sika/060sika.htm