餅つきと人権
12月10日(土)山川地域活動クラブ・大坊山「少年の砦」・毛野公民館の家庭教育学級など共催で足利市山川コミュニティセンターで「三世代交流もちつき体験」を開催しました。それまでは単独で餅つきを行っていたのですが、より多くの皆さんと交流が図れるように4年前からは合同で行っています。
今年は、参加者・スタッフ全部で200名以上になると予想されたので、関係者で前日から食材や試食
のローテーションなど入念な準備を行いました。
当日は、天気も良く多くの子どもや保護者でにぎわいました。普通の米ともち米の違いも実物を見て確かめ、また、安全面での注意も聞いて餅つきに臨みました。
4つの臼とかまどを使いましたが、一度につける人数は限られているので、空き時間は今年初めて老人クラブ連合会の協力でグラウンドゴルフを体験させていただきました。
毛野地区老人クラブ連合会会長さんによると「人数が多く大忙しだったが、子どもたちがとても喜んでくれてやったかいがあった」とのことでした。来年度は道具をもっと用意して臨みたいと意欲満々
でした。
午後からは高齢者学級、女性学級、家庭教育学級の合同人権講演会を行いました。餅つきに来てくださった保護者がそのまま残ってもらえればと思い、このように行っています。
今年は「『統合失調症』って?~地域で安心して暮らすということ(体験談)~」と題して行いました。今でこそ「うつ病」が大きく取り上げられていますが、「統合失調症」については負のイメージが付きまとっています。
今回は、精神保健福祉士から統合失調症の特徴について、タレントさん(このグループでは病気を経験なさった方を「タレントさん」、講演活動をタレント活動と呼んでいます)お二人からは、ご自分の体験談をお話しいただきました。また、お話に対して率直な質問をしたりと和やかな
雰囲気の中で講演会は行われました。
今回の学習で、受講生の多くからは統合失調症への「偏見」が薄らいだとの感想を伺いました。
人権感覚を身につけるには、同じような話だと言われても、繰り返し繰り返し体験して身につけていくしかありません。しばらくすると感覚は薄らいでしまうものです。そのためにも公民館
で人権学習
を行うことはとても意味があるのです。