6月21日(火)には毛野ロングランセミナー(高齢者学級)で「薬と正しく付き合おう」と題して足利薬剤師会の副会長さんにお話をしていただきました。
お医者さんに行くと処方箋をいただくと薬局へ行き、薬剤師さんから薬についての個別の注意を説明されますが、飲んだ薬がどのように吸収されていくといった細かい話は、なかなか聴くことはありません。
口から飲んだ薬は、成分の99%が体外に排出され、たった1%が血液を通して受容体に張り付いたものが効果を表すのだそうです。
また、薬は勝手に飲みすぎても、飲まな過ぎてもよくないことを改めて認識することができました。市販薬ではない限り自分で調整すべきものではないし、面倒くさがらず、キチンとお医者さんや薬剤師さんにに相談しながら使用するべきだと思います。
先生は、大きな模造紙に講演の内容を書いてきてくださいました。今時は、パワーポイントとによる講演も少なくないのですが、「画面を通すとテレビを見ているみたいで...」と先生はおっしゃっていました。
そのためもあるのでしょうが、お話もよくわかり、多くの学級生が口々に「今日の学習はためになった」と言ってお帰りになって行きました。
学級生には、ぜひ、ご家族や友人に今日のお話を伝えてほしいとお願いしました。
三重公民館には素敵な「館長」がいます
三重地区は地域と公民館が深くつながっている良い地区ですそのパイプの役割を担っているのが館長です
公民館には毎日必ず「館長さん」と館長を訪ねてお客様がいらっしゃいますお客様は自治会長さん、体育協会の会長さん、社会福祉協議会の方、福祉協力員さん、民生委員さんなど、様々です館長はお客様がいらっしゃるといつもにこにこ出迎えます
そして、館長はお客様からの頼まれ事があればできる限り対応します反対にこちらから地域の方にお願いすることもたくさんありますまた、楽しい会話を通して行政と地域の情報交換をしていますそれは一見無駄話のように見えるかもしれませんが、実は地域の方と公民館の潤滑油です館長は三重地区への親しみを込めて、そういうやりとりをするのです
このように、公民館に館長がいて、いつでも地域の方とお話しができる、それが地域と公民館のつながりを深くしている一つの大切な要素なのだと思います
▲三重公民館の応接スペース
今年も高齢者学級「富田寿大学」が6月15日(水)から始まりました。
計画停電や地震の影響を鑑み、開催時期や学習時間、実施回数など、昨年とは内容を考慮するものもありましたが、ほぼ通常通りの学級が開催できる予定です。
「通常通り」という今まで「普通」に出来ていたことを、「普通」に出来る幸せを、今回の震災で改めて思い知りました。
「学級を、社会教育を市民の皆様が普通に受けられる豊かな今の環境」そして「普通に提供できる幸せ」をかみしめて、今まで以上に学級運営に力を注ぎたいと思います。
さて、今回の学習内容は「健康ひろばの活用の仕方」でした
健康ひろばとは、月に1回、市内の17公民館で開催されているもので、毎回保健師・栄養士・生活習慣改善推進員さんが来て、「血圧」「体脂肪率」「尿中塩分」の測定などをしてくれます。もちろん無料
お医者さんに行かなくても身近な公民館で、気軽に簡単に、健康チェックが出来ちゃうんです!
また、生活習慣病に関する情報提供や健康づくりの相談も出来るし、ちょっとした心配事なら、ここで解決できちゃうかも
ぜひ、ご利用くださいね
そして、今回の学級でも、「健康ひろば体験」ということで、「血圧」「体脂肪率」を健康増進課の保健師とお手伝いに来てくれた生活習慣改善推進委員さんに計ってもらい、今日の自分の健康状態を知ってもらいました。また、おうちで測るときのコツや基準値を教えてもらって、健康管理に余念のないみなさんは興味心身のご様子でした
また、「歯つらつ体操」という口腔ケアの「舌体操」「顔面体操」をみんなで実践して、お口まで元気になりました
最後には、皆さんの「元気の秘訣」をグループごとに発表してもらい、会場は和やかな笑いの中、即席の「元気の秘訣教室」となりました。
いつも笑顔で参加して下さる受講生の皆さんの「元気の理由」がわかった気がします
この高齢者学級「富田寿大学」は12月まで行われ、全9回の開催となります。皆勤賞の方が今年もたくさんいますように・・・