大岩「少年の砦」の管理人 Sさん
6月12日(土)
、じゃがいもを掘る児童たちの歓声の中、大岩「少年の砦」が開幕しました。
足利市は全国に誇る生涯学習のまちです!!
その事業の代表の一つが「少年の砦」事業です。自然の中での活動をとおして、地域ぐる
市内には5か所の砦があり、中でも三重地区の
大岩「少年の砦」
は最も歴史が古く昭和59年度に開設。
当初は超一流のテレビ局NHK
が取材に来たと語り草に
なっております。
「わたしも砦に参加していたんです」![]()
今年度、参加している児童のお母さんからそんな話を聞き驚きました![]()
親子2代にわたって参加できる事業もそうはないと思い、担当として感慨深いものがありまし
た。
そんな歴史ある大岩「少年の砦」を支えている1人が、じゃがいも畑を管理していただいて
いるSさんです。
大岩「少年の砦」は、最後の活動日にじゃがいも植えをします。
次年度の後輩にじゃがいも掘りを体験させるためです。
Sさんは、畑を耕し、雑草をとりのぞき、イノシシ
の攻撃から畑を守ってくれています。
田舎生まれの都会育ちの私![]()
かんたんそうに鍬を扱うSさんの姿をみて、興味本位で鍬を握ったことがあります。
しかし、想像以上に鍬を使うのは難しく、見た目以上にきつい作業です。
また、Sさんは収穫の当日の朝早く、一人でじゃがいも畑をチェックします。
理由はじゃがいもの葉の裏にマムシがひそんでいることがよくあるからです。
「子どもが驚いちゃいけねえから」
本来は私たちの仕事ですが、農業経験のまったくない私にとって、
そこまで頭が回りません。
そんな私にSさんは子どもたちの前で恥をかいちゃだめだからと、
鍬の使い方、じゃがいもの植え方などを教えてくれました。
そんなSさんのお宅は砦の隣ですが、
児童が砦で活動する姿を見るのが楽しみだということです。
昨年、びみょうな天候で、急きょ砦現地から公民館に場所を変えて活動したことがあります。
その時のSさん、そして奥様の残念な様子![]()
児童たちの活動を本当に楽しみにしていたという気持ちがひしと伝わり申し訳ない気持ちに
なりました。
他の砦もそうですが、「少年の砦」はSさんのような地域の人たちに支えられている事業で
今年度も砦が始まりました。
いろいろな個性の児童がいます。
正直たいへんですが、楽しみでもあります。
また今年度もがんばろうと思います![]()
当時の大岩「少年の砦」の参加者、あるいは関係者、砦について思い出話がある方は、
ぜひお話を聞かせていただければと思います。


