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2009年9月11日 (金)

人と人とをつなぐ場所を目指して

8月27日(木)午後の出来事です。北郷小5年の女子児童二人が北郷公民館へ立ち寄りました。話を聞いてみると、夏休みの宿題がすべて終わってスッキリしたのでこれから二人で遊びにいくとのことbicycle。…わざわざご報告ありがとうhappy01

私は普段から公民館へ来る小学生とよく話をします。少年野球の話baseballや友達と喧嘩したこと、たまに恋愛相談heart04…なども聞いたりします。

これも『子ども茶道教室』や『北部少年の砦』など公民館学級講座等に多くの児童が参加してくれているおかげで、地域の小学生と仲良し??eyeになれたというわけです。

その日は、『北郷女性学級』があり、私はイス並べや出欠簿、当日配布資料の用意など準備をしていました。『北郷女性学級』もおかげさまで大盛況!毎回、70人近くの方々が講座に参加してくれてます。

『参加人数が多いから会場準備も大変で…。はぁ~、猫の手catpaperでもいいから借りたい…。』

ふと、辺りを見回しヒラメキマシタflair!こんなところに、猫の手よりも役に立ちそうな小学生の手が4本あるじゃありませんか☆早速、「ねぇ、手伝ってくれる?」と言うと。即答で「いやだ!」。そこで、言い方を変えてみます。「じゃあ、アルバイトしない?」。すると、「いいよ!」…。まったく…angrybomb

二人には受付をお願いしました。最初は物々文句を言っていましたが、「こちらへどうぞ。これが本日の資料になります~」などと時間が経つにつれ、受付嬢が板についてきました。「あら、今日は可愛いアシスタントが二人もいるのね!お手伝い偉いね」と、女性学級参加者もニコニコと楽しそうhappy02。子ども達も大勢の人に褒められて、まんざらではない様子good

女性学級スタート前に、可愛いアシスタント二人に自己紹介と挨拶をしてもらうと、会場からは拍手喝采!いつも以上に和やかな雰囲気で学級講座をはじめることができました。みんながみんな楽しそうで、まさに一石二鳥です。

~子どものパワーってすごい。子どもが近くにいるだけでその場が楽しくなり、和やかな雰囲気に包まれますup

足利市の公民館は他の市町村とは違い、住民票や印鑑証明の発行手続きなど市役所の支所的な業務も特別に行っています。しかし、『公民館』というものは社会教育法の基準でも示されているように、青年や成人を対象とした社会教育に携わる機関であり、住民同士の連携を図り地域社会の発展に携わる役目も担っています。これが本来あるべき公民館の役割です。

また現在では、『学校教育』と『社会教育』の連携、いわゆる『学社連携』のあり方が問われており、『学社連携』は足利市内の公民館学級職員の研究テーマの一つとなっております。普段、公民館を利用しているサークル団体を、学校の授業での特別講師として呼ぶ段取りを組んだり、『公民館だより』に学校のイベント情報を載せたりというのも『学社連携』の一つだと私は考えています。双方への携わり方、アプローチの仕方は多々あると思いますが、今回の小学生による女性学級のお手伝いも『学社連携』の事例であったように思います。

何はともあれ、今回は地域住民と子ども達とのふれあいの場が作られ、それをみんなが喜んでくれたことが一番ですnote

これからも、公民館は人と人とを繋ぐキーステーションでありたい。そのためには小学生をはじめ、地域の人々が気軽に来館できるような雰囲気作りを今以上にしていかなければなりませんねhouse

…ちなみに、二人へのバイト代はというと…公民館にあったお煎餅と缶ジュースでしたcafe。以上