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2008年7月 1日 (火)

Theあしかが学―新たなる発見を求めてⅢ―レポート第5回

Img_1142 625日(水)、Theあしかが学第5回の講座が開かれましたnotes今回はあしかがナビ主催の講座で、講師に自然学校「NOSAP(ノザップ)」理事長の嶋田英紀先生をお迎えし、ナビゲーターは名草公民館職員の松葉が担当しましたclub

 

Img_1145 自然学校「NOSAP」とは、名草上町にあるフリースクールですdiamondそこでは、幼児から大人までが集い、互いに刺激しあい学びあっていますeyeglass自然学校NOSAPにおける先生は、「自然」ですclover嶋田先生は「自然と遊び自然に学ぶ」という理念のもとでお話をしてくださいましたbud

テーマ:自然とまちづくり

問題提起:自然と子どもとまちづくりの関係は?

●自然

 足利には自然がたくさんあります。誰もが感じることですが、自然はすばらしいものです。嶋田先生は自然のすばらしさについて次のようにおっしゃいました。「自然は何も教えようとしない。けど限りなく知りたいと思わせる」。自然は意図的なところがないから自然なのです。花はただそこに咲き、鳥はただそこを飛ぶ。そして人間はただそこにある花や鳥を見て限りなく興味を惹かれるのです。

●子ども

 人間は自然と遊び自然に学びます。自然は人間に何も教えようとしなくても、偉大な先生です。もちろん子どもたちにとっても同じです。子どもは自然について知りたがるものです。あの鳥は、この花は、この虫は何だろう、今何かが動いたけど何だろうと、子どもたちの疑問は尽きません。そのような時、大人が安易に知識を与えてしまうのを踏みとどまることが大切です。子どもは知識を与えられなければ、自分で調べることを覚えます。そうして自然とのふれあいの中で、子どもの行動が受動から能動に変わると、自ずと子ども達が活気づいていくのです。

●まち

 自然の中で子どもたちが元気になると、「まち」もその子ども達から元気をもらいます。「まち」は子ども達から元気をもらう代わりに、子ども達を見守ります。また「まち」は、次の代を担う子ども達が住みやすく、居心地が良く、子ども本来の姿でいられる「まち」である必要があります。子ども本来の姿とは、自然と「まち」の中を元気に駆け回る姿です。そのためには、今ある自然を壊さないでできるまちづくりの方法を考えることが大事です。草木を取り払って「まち」を整備し新たに木を植えるのではなく、今ある自然を最大限に活かすのです。つまり「まち」には、「まち」の活気の源である子ども達と、子ども達の元気の源である自然を守る役目があるのです。

結論:自然が子どもを元気にし、元気な子どもがまちを活気づけ、そして「まち」は子どもと自然を守る。与え合い支え合う、自然と子どもと「まち」。

Img_1152 先生のお話の後は、では私たちはどうすればいいか、何ができるか、具体的にグループで話し合いましたhappy01よいお話を聞くだけにとどまらず、まちづくりとして実践する、それがTheあしかが学が目指すところですrun