ある日、夕方の公民館に…
ある日の夕方、三重公民館に小さなお客様がいらっしゃいました
ご用件は、「あのぉ、すみません、ボクんち鍵が閉まってて入れないんですけど・・・」
その子は公民館の裏に建っているお家の小学生で、いつも持っている鍵をたまたま忘れてしまったようですそれで困ってしまって、どうしたらいいかわからなくて、とりあえず公民館に来てくれたのです
頼ってもらえて嬉しい私たちは、ほくほくあたたかい気持ちで精一杯対応させていただきました
まずは、お母さんの携帯に電話をしましたあいにくつながらなかったのですが、「もしかして誰か帰って来てるかも・・・」と男の子が言うので、職員が一緒に家に帰ってみましたしかし、まだ誰も帰って来てはいませんでしたその後のやりとりは、「どうする?もう一回公民館に行って一緒に待ってる?」「ううん、もうすぐ帰って来るかもしれないから、ここで待ってる。」「そっか。じゃあ、もし何かあったらすぐ公民館においでね。」そして職員は公民館に引き揚げて来て、その日はそれで終わりになりました
後日その子のお母さんにお会いする機会があって伺ったのですが、その子は無事に家に入れていたようですこの時お母さんにお礼の言葉までいただいてしまいました
これは、全公民館職員の日々の実感なのですが、公民館に来館されるお客様も電話でお問い合わせいただくお客様も、「困った、どうしたらいいかわからない・役所のどの部署に問い合わせればいいかわからない→とりあえず公民館に聞こう」という方が非常に多いですそれだけ公民館が頼りにされているということであるならば、とても嬉しく、とてもありがたいことだと思います