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2011年9月 7日 (水)

小俣公民館「昔あそび講座」修了~。

夏休みも終わり新学期が始まりました。

今年の夏休みも小俣公民館は小学生を対象とした「昔あそび講座」で大賑わいでした。熱中症も心配されましたが、小俣小学校の大きな銀杏やけやきの木の下は、真夏でもさわやかな風が通りぬける絶好の遊び場です。

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くつ飛ばし、石けり、ゴム飛び、手ぬぐい落としなど年配者ならお馴染の遊びですが、小学生たちには初めてで、新鮮な遊び!「今日は何やるの~?」と楽しみにしてくれます。

ボランティアの皆さんも昔を思い出しながら、一緒に遊んでくれます。

しかし、こんな単純な昔のあそびに、今の小学生は喜んでくれるのか、最初はちょっと心配でしたが、いやいやなんのその、夢中になって遊んでくれました。

くつ飛ばしでは何度もやるうちにコツを掴み、どんどん遠くまで飛ばせる子が出てきました。遠くに飛ばせば飛ばすほど、片足ケンケンでくつを取りに行かなければなりませんが、疲れたなんて言う子は誰もいません。途中、よろけそうになりながらも夢中になってくつを飛ばし、ケンケンで取りに行きます。

最近の子は体力が無いなんて事を聞きますが、「昔あそび講座」に来てくれた子たちは、そんな事はありません。みんな元気!元気!

1時間ほど外遊びをしたあと、着替えてからは中遊びです。

ビー玉、おはじき、お手玉、あやとりなど、ボランティアさんに教わりながら遊びます。

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ビー玉のはじき方は、低学年には難しいようでしたが、2年生でもマスターしてしまった子がいました。大量にビー玉をゲットして喜んでいました。ちなみに女の子です。

意外に難しくて子どもたちを悩ませていたのが「あやとり」でした。

おばあちゃんやお母さんに教わって出来る子もいましたが、初心者の子にとってはかなり難易度が高かったようです。「中指だけはずして」とか「人差し指で引っかけて」と言っても自分の指が思うように動かせず、じっくり考えてからでないと指が動きません。右指と左指を同時に動かすなんて至難の業のようです。「あやとり」って高度な遊びだったんですね!

昔の遊びは単純なルールだからこそ低学年から高学年まで一緒に遊べます。体力の差や知力の差はハンデで補い、自分たちで工夫をして楽しみます。高学年の子は低学年の子を思いやり、低学年の子は高学年の子をお手本に技を学びます。昔はそうやってみんな遊んでいました。

来年もたくさんの子どもたちが「昔あそび講座」に遊びに来てくれるといいな。